育児をしていく中でいくつもの壁にぶつかりますが、そのなかでも大きな壁の一つであるのがオムツ外れのトイレトレーニング。
なかなか親の気持ちと子供の気持ちが同じ方向を向いてくれないため、乗り越えるのに一苦労。
我が家も幼稚園の入園前に、何とかオムツを外そうと悪戦苦闘を繰り返した一家庭です。
オムツ卒業の成功にいたるまでの流れをお伝えします。
トイレトレーニングを 3 歳になる直前から始めてみた
トイレトレーニングは意思疎通がとれるようになる3歳ころが適齢だとよく言われますが、それは本当でした。
そして夏が良いと言われている理由もよくわかりました。
冬だと濡れた直後のオムツが温かくて不快に思わないし、そもそも用を足したことに気づきにくいみたい。
それに冬はカーペットやこたつ布団とかあって、漏らされたときの被害が大きい!
夏は洗濯物もすぐ乾くし分厚いカーペットとかも外せるから、多少は汚されても安心!
2歳から始めることを検討
私の息子は7月生まれなのですが、最初は2歳になったばかりにトイレトレーニングをしようかと思いました。
まったくもって無理でした。完全に不可能。
意思疎通もとれなければ、イヤイヤ期まっただなかでそれどころではありませんでした。
開始にあたりトイトレグッズを購入
我が家はマンション住まいで、トイレが狭いつくりです。
それほどたくさんの物は置けないので、最小限のグッズを購入しました。
西松屋でトイトレ用のオムツを購入
急にパンツには移行できないだろうと思ったのでトイトレ用のオムツを購入。
普段のオムツより吸収できる回数が少なく、不快感を感じやすいというものでした。
トレーニングパンツ(四層)
トレーニングパンツにも色々なタイプのものがあります。
2層や8層のものまでありました。
なんとなく4層や8層など、厚めのトレパンをとりあえず購入しました。
アンパンマンの便座
便器に取り付けるタイプのアンパンマンのトイレトレーニング便座を購入。
取り外しが簡単だし、子どもも大喜び。
踏み台
子供が自力でトイレにあがるための踏み台を購入しました。
※おまるの購入は最初から検討しませんでした。
どう考えても面倒くさい!
おむつを外したいのに、おまるの掃除までできる自身はありませんでした。
壁に貼るできたよシール
すごろくのような番号がふられていて、1からシールを貼っていくタイプのものです。
トイレトレーニング開始もトイレで出ない
グッズをそろえ、いよいよトイトレ開始。
初めてのトイレへのお誘いです。
トイレでおしっこすると気持ち良いよ!トイレでしてみようか?
息子はノリノリでトイレへ着いてきてアンパンマンの便座にまたがり用を足せました。
この時はものすごくホメまくりました!
すごい!エライね!オシッコ上手にできたね!!
【こ、これはスンナリオムツが外れるかも・・・!】
そう思った私は時間を見て1時間に1回声掛けをしました。
オシッコ出そうじゃない?ママとトイレに行こうか?
始めは一緒にトイレに来ていた息子も、私の声掛けがうっとうしかったのか、行かないと言いだすように。
そして新たな問題へと発展していきました。
3歳児トイレに行かない問題
いくら誘ってもトイレに行かなくなってしまった。
3歳児尿意わからない問題
「おしっこ出そう」と口では言いつつも出る気配はない。
テレビや遊びに夢中になっていると、オムツにたっぷりしてしまっている。
トイレに座ると出ない3歳児問題
それでもときどき機嫌が良さそうな時を見計らってトイレに連れていき座らせても出ないことがたびたびあった。
3歳児トイレでうんちできない問題
お腹痛いというのでトイレに連れて行ってもトイレでは全くできない。
トイトレを始めた3歳児、教えてくれない
トイレでできないことが多くなり、尿意も教えてくれなくなりました。
そしてそれはさらなる悪循環を招くことに。
それは、私のイラつき。
最初は良い感じで進みそうだったのに後退していく状況に焦った私はキツメに息子にあたってしまいました。
(オムツの中に)出てるじゃん!どうして言わなかったの?最初はできたのに。
これは本当にやってはいけなかったと今でも思います。
3歳児トイレを怖がる
この私の大失態を通してさらに状況は悪化。
トイレトレーニングで座るのを嫌がる
まずトイトレ用の便座に座ることすらいやがるようになりました。
3歳児大泣きしてトイレ断固拒否
しまいにはトイレ自体を怖がるようになりました。
トイレでおしっこできたらシール貼れるよ!好きなお菓子やジュースを買ってあげるよ!
成果報酬を提案しましたがまったく効果はありませんでした。
ようやくトイトレを自分からやる気に
私自身、己の短気っぷりを反省し一度トイトレを完全にやめました。
息子の気持ちに寄り添うと決めました。
なのでオムツも普通に変えるようにしたし、いくらオムツに出てようが何も言いませんでした。
トイトレを完全に止めて2週間がたったころ、公園に遊びに行ったことで変化が。
その公園は小川が流れていたのですが、オムツでは遊べない場所でした。
息子は遊びたがりましたが、
オムツでは入れないんだよ。お兄ちゃんパンツになれば遊べるからね。
と伝えました。
それからです。
家に帰って、トイレに行くと自分から言いだしました。
宣言通り自分からトイレにまたがり、その日にお腹が痛いと言いだしたのでトイレに座らせたらウンチもできました。
大げさに必要以上にホメまくりました!
言葉でもホメて頭をなでてギューッとして。
「できたよシール」も金ぴかシールを貼りました。
自分でトイレでオシッコとウンチができた達成感と、私の喜ぶ様子を見たためか本人も大喜びで大興奮でした。
そこからは時々間に合わなかったりして少しパンツを汚すこともあったけど、自らトイレに行けるようになりました。
そのため、トレーニングパンツ類はほぼ使わずにオムツ卒業ができました。
本人がトイレに行くと言いだしてから一週間くらいで完全に外れました。
夜間のオムツも、全く濡れていない状況が3日続いたら外しました。
おねしょは1回してしまいましたが、一年で1回だけでした。
トイレトレーニング疲れたママへアドバイス
トイトレは子供にも大きな精神的プレッシャーを与えてしまうものですが、親にも相当な負担がかかりますよね。
自分が経験して思うことですが、親の都合でオムツにしたりパンツにしたりするのは良くないなと思いました。
トイトレ中、遠方に遊びに行くから今日はオムツで・・・というのはできれば避けた方が良いです。
子供が混乱してしまう原因にもなりえます。
トイトレ中は親も腹を決めて外出を控えたり、遠出を避けたりするのがベストですがなかなかそうもいきませんよね。
外出時は大変なことは間違いないですが、着替えを多く持って行ってなるべくトイレを利用させることが大切だと思います。
子供へも、お漏らしをしたら着替えが必要なんだと意識づけにもなりますし、次は気を付けようという気持ちを引き出すきっかけにもなると思います。
まとめ
トイレトレーニングで子どもと向き合って感じたこと。
それは、育児は本当に参考書通りにはいかないということ。
100人の子供がいれば、100通りの方法があるからどれがその子に当てはまるのかも試すしかないんですよね。
その中の一つを提案できたならばとても光栄です。
お読みいただきありがとうございました。
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